もっとおいしい腎臓病食

腎臓病患者がおいしく腎臓病食を続けるコツ、たんぱく質制限食品や減塩食品のレビューなどを発信しています。

【低たんぱく】腎臓病患者が作る『お好み焼き』レシピ

【低たんぱく】腎臓病患者が作る『お好み焼き』レシピ

お好み焼きは小麦粉や卵、豚肉などが入っているためたんぱく質が高く、市販のお好み焼き粉を使うと塩分も高いため、腎臓病で食事制限をしていると食べづらい食品です。

今回は腎臓病でたんぱく質、塩分制限をしている著者がいつも作っているでんぷん薄力粉を使った低たんぱくお好み焼きの作り方を紹介します。

腎臓病患者が作る『お好み焼き』のレシピ

材料

低たんぱくお好み焼きに使う材料はこちらです。

低たんぱくお好み焼きの材料
低たんぱくお好み焼きの材料

材料(2人前)
お好み焼きの生地
ジンゾウ先生のでんぷん薄力粉 90g
キャベツ 200g
桜えび 4g
紅生姜 4g
リケンの素材力だし スティックタイプ 1包(5g)
120cc
トッピング
低塩中濃ソース 10g
マヨネーズ 15g
青のり お好みで
炒め用
サラダ油 28g(大さじ14)

今回はたんぱく質を削減するために生地に卵は入れていません。


作り方

1 お好み焼きの生地に入れる紅生姜をみじん切りにします。

紅生姜をみじん切りしておきます
紅生姜をみじん切りしておきます

2 ボウルにでんぷん薄力粉を入れます。

ボウルにでんぷん薄力粉を入れます
ボウルにでんぷん薄力粉を入れます

3 2に残りのキャベツ、桜えび、紅生姜、だしを加えます。

キャベツ、桜えび、紅生姜、だしも加えます
キャベツ、桜えび、紅生姜、だしも加えます

43に水を加えて、生地をよくかき混ぜます。

水を加えて生地をよくかき混ぜます
水を加えて生地をよくかき混ぜます


卵を入れていないので少し混ざりづらいですが、粉っぽさがなくなり、写真のような状態になるまでしっかりかき混ぜましょう。


5 油をしいた熱したフライパンに4の生地を入れ、丸く広げます。

油をしいたフライパンに生地を入れ丸く広げます
油をしいたフライパンに生地を入れ丸く広げます

6 中火で約4分後、焼き目がついたら裏返します。

中火で約4分後、焼き目がついたら裏返します
中火で約4分後、焼き目がついたら裏返します

7 フライパンにフタをして弱火で生地によく火が通るまで、反対側も焼きます。

8 反対側にも焼き目がついたらお皿に盛ります。

反対側にも焼き目がついたらお皿に盛ります
反対側にも焼き目がついたらお皿に盛ります

9 低塩中濃ソース、マヨネーズ、青のりをかけたら完成です。

ソース、マヨネーズ、青のりをかければ完成
ソース、マヨネーズ、青のりをかければ完成

腎臓病患者が作る『お好み焼き』の栄養成分

栄養成分表示(1人前)

エネルギー たんぱく質 食塩相当量
ジンゾウ先生のでんぷん薄力粉 45g 162kcal 0.09g 0.09g
キャベツ 100g 23kcal 1.3g 0g
桜えび 2g 6kcal 1.3g 0.06g
紅生姜 2g 0.56kcal 0.008g 0.076g
リケン素材力だし 本ガツオ 2.5g 9kcal 0.65g 0.1g
サラダ油 14g 126kcal 0g 0g
低塩中濃ソース 10g 12.8kcal 0.06g 0.22g
マヨネーズ 15g 110kcal 0.21g 0.27g
合計 449kcal 3.618g 0.816g
※紅生姜は「塩分40%カット 岩下の紅生姜」を使用しています。
※マヨネーズは「ピュアセレクト マヨネーズ」を使用しています。
栄養計算のやり方はこちらで紹介しています。

低たんぱく薄力粉を使ったおかげで、たんぱく質は3.618gとかなり低たんぱくなお好み焼きに仕上がりました。

ソースよりもマヨネーズのほうが塩分が低いのでソースを少なくする代わりにマヨネーズを多めにかけることでお手軽に減塩することができます。


お好み焼きを低たんぱく、減塩にするためのコツ

お好み焼きは普通に作ると、たんぱく質も塩分も高くなりがちなので今回は以下の食品を使用して、おいしく、低たんぱく、減塩にすることができました。

もちろん、お好み焼き以外でも大活躍するのでこういった商品を利用することがおいしく食事制限を続けていくためのコツだと思います。

ジンゾウ先生のでんぷん薄力粉

我が家では小麦粉の代わりとして「ジンゾウ先生のでんぷん薄力粉」を使っています。

一般的な小麦粉は100gあたりたんぱく質が8gもありますが、ジンゾウ先生のでんぷん薄力粉であれば、100gあたりたんぱく質が0.2gととても低くなっています。

薄力粉はお好み焼きなどの粉物以外にも、揚げ物などにも使うので意外と使う機会が多いです。

1kgで1300円近くするので決して安いとは言えませんが、買っておけばかなり使い勝手がよく、個人的には腎臓病のたんぱく質制限には必須アイテムだと思っています。

栄養成分表示(100gあたり)

エネルギー 360kcal
たんぱく質 0.2g
脂質 0.5g
炭水化物 89g
食塩相当量 0.2g
カリウム 10mg
リン 32mg

低塩中濃ソース

我が家ではソースは、フードケアの「低塩中濃ソース」を使っています。

こちらは通常のソースに比べて、食塩が60%カットなのに加え、カリウムも60%カットされています。

マヨネーズは比較的塩分が少ないので、普通に市販のマヨネーズを使っていますがソースは塩分が高いため、ソースだけでも低塩のものに代えるのがオススメです。

その他、私が普段愛用している低たんぱく、減塩の調味料は以下の記事で紹介しています。

>> 【保存版】腎症患者の私がオススメする6つの調味料

塩分40%カット 岩下の紅生姜

塩分40%カット 岩下の紅生姜
塩分40%カット 岩下の紅生姜

実は岩下の新生姜で有名な岩下食品から、塩分40%カットの減塩紅生姜が発売されているんです。

お好み焼きにこちらの紅生姜をみじん切りにして入れてあげると、少量でもお店のような本格的な味になります。

減塩紅生姜はお好み焼き以外にも焼きそばや牛丼などに添えてもおいしく、買っておくと意外と使い勝手が良いので満足しています。

私の場合は近所のスーパーに売っていたので運良く購入できましたが、近所のスーパーに取り扱いがない場合は通販でも購入できるようでした。

栄養成分表示(50gあたり)

エネルギー 14kcal
たんぱく質 0.2g
脂質 0.2g
炭水化物 2.8g
食塩相当量 1.9g


低たんぱく、減塩食品を上手に使えば料理の幅が広がります

この記事では腎臓病患者が作る『お好み焼き』のレシピをご紹介しました。

低たんぱく、減塩でもとてもおいしくできます
低たんぱく、減塩でもとてもおいしくできます

とても見た目には腎臓病患者向けのお好み焼きには見えないのではないでしょうか?

今回は「ジンゾウ先生のでんぷん薄力粉」を使ってお好み焼きを作りましたが、他にもこちらの薄力粉を使った「たこ焼き」のレシピも紹介しているので興味のある方はぜひチェックしてみてください。

>> 【低たんぱく】腎臓病患者が作る『たこ焼き』レシピ


低たんぱく、減塩でもとてもおいしく食べられるので皆さんもぜひ作ってみてください。